乾燥したシーズンが作るのにベストなので、もう少し早い時期にお知らせしたかったのですが、、、オレンジと小さなリンゴで作ったポマンダー(香り玉)です。お教室では、秋口から12月初旬に取り上げることが多いです。
元々は、金や象牙で作った専用の容器にハーブ等を詰めていましたが、後に、オレンジやりんご等のフルーツにクローブ(丁子)を刺し、数種類のスパイスを混ぜたパウダー(ポマンダーミックス)をまぶして乾燥させる作り方が一般的になりました。
その香りやスパイスの効果から、イギリスでは、前回ご紹介した「
タッジーマジー」と同じように、疫病の予防や、厄除けのお守りとして持ち歩いたそうです。
今回、ポマンダーミックスには以下の物を使いました。
・オールスパイス
・カルダモン
・シナモン(肉桂)
・クローブ
・ナツメグ
・ジンジャー
・スターアニス
(作り方)
1.フルーツはヘタを取り、上下のヘソに目打ちで穴を開ける。
2.ワイヤーを中心に通し、先を曲げてフックを作る。反対から引っ張って1センチほど残して切り、先を曲げて端を埋め込む。
3.オレンジにフローラルテープを十字に巻き、ずれないように待ち針を数箇所に打つ。
4.テープで隠れていない部分に、クローブを刺していく。刺す時は一列に並べるように均一に。乾燥するとしぼむので、少し間隔を空けて刺していく。
5.刺し終わったらテープを外し、カビ防止のためフルーツのヘソにクローブを刺しておく。
6.ビニール袋にポマンダーミックスを入れ、5を入れて袋の中でよくまぶし、そのまま一晩寝かせる。
7.取り出したポマンダーを風通しの良い所でしっかり乾燥させる。
8.完全に乾いたらヘソのクローブを取り、リボンを十字にかけてフックにリボンを通し、下げられるようにする。
*作るのに乾燥したシーズンが向いているのは、フルーツを乾燥させるためです。
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